洋服が好きで好きでたまらないことをやめたいブログ

買うのが止まらないことから自分に向き合うブログ

わたしと両親のこと




両親とのことを書いてみようと思います。


わたしの父も母も特殊な技能が必要な仕事をしていて、父は自営業です。
ずっと共働き、収入はほんとに多く(大人になってからようやく凄さがわかりました)
父親が家庭に2人いるような感じでした。


母は夜勤のある仕事をしており、わたし(3人姉弟の長子です)を妊娠したころ、父から仕事を辞めるように言われたそうですが
好きな仕事であること、父の収入だけでの生活は成り立たないことを理由に退職しなかったそうです。
父は50代という実年齢よりも10歳上?くらいの考え方の持ち主で 男尊女卑が非常に根強く
私を妊娠したころ母の収入の方が多く、主婦にして養うということが叶わない事がとてもストレスであったそうです。
母が退職を拒否したとき父は「ならお前は一生馬車馬のように働け」と言い放ったそうです。


今書いていても心がずーんと重くなる悲しい言葉だと思います。


父と母は長年不仲でした。


ここ10年くらいは関係が修復してとても仲良くなりましたが、子供の立場としては苦しい時期もありました。


二人ともやや変わった価値観の持ち主であって、弟たちもわたしも苦しい環境にいたのではないか
これはやはりいくら親といえど良くないふるまいだったのではないかと
実家を離れて冷静に見れるようになったのは最近のことです。
(転職し実家を出る際、私は父と大喧嘩になり、ものすごい罵詈雑言と人格否定にあいました。
自分の親であるからこそ耐えられない出来事でした。
自分がアダルトチルドレンである認識もあり、自助グループへ通っていました。)


ただ一貫していることは、
「子供が心配」
「心配なあまり自分の敷いたレールの上を走らせようとする
(子の意志よりも重要)」


「一度失敗したらおしまいという考え」


この三つではないかなと思います。
いわゆる過干渉で、コントロールするタイプだと思います。
母は子供に対してドライで、父は子供への依存が強いとも感じます。


両親との関係で長年悩み続けてきましたが、両親にとって必死で生きて必死で子育てをしたことがこれまでの二十数年間だったのかもと思うに至り
自分の中では少しずつ苦しさは氷解してきています。
ですがやはり、両親の価値観や投げかけられた言葉の影響に未だに苦しんでいる部分もあります。




そんな両親は、二人とも物質主義です。


物を持つこと=豊かさといった価値観があり、父は若いころから必死で所得を増やしてきたという面もあって
非常にたくさんのものを持っています。
車も何台も買い換えましたし、実家には物があふれています。
母は捨てられない人で、今住んでいる家に建て替える前から常にリビングは散らかり、片付いているのは来客のある時だけ
(これも見えないところへ隠してしまうだけ)という状態でした。


実家にいるころはわたしも捨てられない・片付けられない人の一員でした。
実家を離れて随分マシにはなったと思いますが、物を増やしてしまうという点では変わっていないのだと思います。


父と母は、母の片付けられない癖を理由に何度も衝突を繰り返していました。
それでも物が沢山あることは安心で、豊かなことだという価値観は変わっていませんでした。




物質主義でわたしは幸せになれないことは身に染みてわかっています。
実家にいたころ、物や金銭は満たされていたけど心は幸せではありませんでした。
父と母には申し訳ないことですが。
そこは両親と大きく違っていたのだと思います。


わかっているからこそ、洋服を買い続けるとは自分を幸せにしないことも気付いているのですが…
なんにせよ、何らかの執着が隠れていて、それを解消しなければならないことは確かなようです。


お読みくださりありがとうございます*